陶器の展示ギャラリー   T邸工房   2004.06完成

 

      外観(増築前)

 

2階を増築する前の作業場の写真です。趣味で作った陶芸の作品の保管場所に困ってしまい、作業場の上に展示できるスペースが欲しいという依頼を受けて工事が始まりました。

施主さんの作業場には焼き窯もあり、趣味の域を完全に超えています。





ギャラリーを無柱空間にするため、梁は合掌造り(トラス)を採用しました。柱の間隔が6mを超えると、このような構造のほうが経済的になります。

写真は、作業性を考えて工場で組み立てている様子です。






作業場の屋根を解体し、構造体を組み上げているところです。






細かな納まりに結構手間がかかるのですが、開放感を出すために天井は船底型で施工することにしました。

 

 

 

       外観(増築後)

 

完成した外観です。屋根の勾配が大きいですが、雪が落ちない構造になっています。





室内は、展示の棚が部屋をぐるっと囲んでいます。そうとうな収納スペースがありますが、しばらくしたら早くも満杯になってしましました。そんなわけで私たちの会社にも展示させてもらっています。





造り付けの棚の横板はほとんど可動式にして、どんな作品が完成しても収納できるようにしました。

中央にみえる木の衝立の裏にはミニキッチンが設けてあり、ちょっとしたパーティーも開けるようになっています。






展示スペースとして、床の間と床脇も設けました。






長椅子、長テーブルも雰囲気に合わせて作りました。